2010.07.29 20:25

世界文化遺産という場所で

京都の一大観光地であり、世界文化遺産の“上賀茂神社“。

ここでは、今日から来月の8日(日)までの11日間、
セイカの芸術学部の学生と院生たちによるアートイベント
上賀茂アートプロジェクト』が開催されています。

小雨がパラパラと待っている中で今日の初日を迎えたイベントですが、
メイン会場の上賀茂神社を訪れると、普段の神社とはちょっと違った
独特の雰囲気が味わえる、特別なアート空間が広がっていました。

メイン会場となるのはここ上賀茂神社境内(境内は西・東の2エリア)。
芝生の緑が美しいこの西エリアでは43作品を公開中です。
会場全体では100を越える作品が境内の至る所で展示されています。

一瞬、作品なのかを疑いたくなるほど、自然に佇む作品たち。
この作品はどこにあるでしょう?・・・ヒントは木陰です。
気になる人は、会場で探してみてください。

こちらは境内で開かれていた立体造形コースの合評会。
様子を覗くと、先日のオープンクラス当日レポートで取材した、
ドラゴンの立体作品の講評が行われていました。
この間まで制作中だったこの作品も、無事に完成し学外へ
飛び出してきたようです。

一方、東エリアで一際大きい建物『庁ノ屋』では、
日本画コースの学生たちが絵画作品や立体作品を展示中でした。

「本当の和の空間で眺めてみると、まるで違って見えます。」
そう話してくれたのは、花の香りに集う小鳥の金屏風を制作した
日本画3回生の川上さん。
今回のアートプロジェクトの魅力を尋ねると、
「普段ギャラリーへ行く機会がない人も、自然にアートに触れられます。」
と笑顔で話してくれました。
このイベントの醍醐味は、“展示空間ごと”アートが楽しめるところなのです。

そんなイベントでは、メイン会場以外でも学生作品を鑑賞できます。

こちらは上賀茂神社のバス停傍にある「千代鶴酒店」さん。
ここでも日本画の学生作品を展示しているのですが、さてどこでしょう?

・・・また、明神川沿いの「奥村米穀店」さんや、御すぐき処「なり田」さん、
指定文化財にも認定されている「梅辻邸」でも学生作品が展示されています。
会場の外で展示中の作品は、一目では学生作品だと見分けがつかないくらい
風景に馴染んでいる作品ばかりなので、どれが作品なのかは現地で探してみると
とても面白いですよ!

この『上賀茂アートプロジェクト』では、期間中は展示だけでなく、
能舞台やスタンプラリーなど、「観て」「参加して」楽しめる関連イベントが目白押し。

7月31日(土)・8月1日(日)・2日(月)・7日(土)・8日(日)の5日間は、
セイカからもシャトルバスを運行予定なので、ぜひ遊びにいってみてください。

今年の夏休みはまだまだ始まったばかり。
最初のお楽しみは、この上賀茂アートプロジェクトで決まりです!

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2010.07.28 18:08

shin-biギャラリー、最後の展覧会

いま、shin-bi(シンビ)のギャラリーで、
版画コースの学生9名による作品の展覧会が行われてます。

タイトルは「Layer」。 「レイヤー」です。「層」です。

透明のシート(一部ペインティングされている)に、
コンテンポラリーダンスのパフォーマンス(とペインティング)の
映像を投影した作品。

版画コースと聞いていたので、インスタレーション作品なのが意外でした。
でも「層を重ねていく」というコンセプトは、版画と同じ考え方。

初日だった昨日は、ダンサーによるダンスパフォーマンスもあり、
投影された映像のなかで、新しいレイヤーとしてダンスが重ねられたそうです。
それ見たかったなー。
(ちなみにダンサーは、版画4回生の峯岡さん(チッパーズ所属)と、
マレーシアから日本画コースに留学してきている劉くん)

↑ こちらはメンバーのひとり、南條さん。
4回生はこれから卒業制作に取り組んでいくことになりますが、
今回のグループワークはいろいろ刺激的で参考になったみたいでした。
南條さんは個人制作では写真を使っているらしく、
卒業制作をみるの、楽しみだなー。

ちなみに、この作品、外から見ているだけではなく、
このレイヤーの中にはいると、全然感じ方が変わります。
31日(土)までなので、観にいける人は、ぜひ裸足でシートの上に。
そして、shin-biは、いよいよ今週末でクローズです。
みなさま、ありがとうございました!田村さん、おつかれさまでした。

そして週末にかけてビッグなイベントが目白押し。
あの小さなスペースに、このメンバー!
詳しくはshin-biのWebサイトでご確認を!

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2010.07.27 20:28

セイカ植物図鑑 番外編(オカメザサ)

新緑の季節が過ぎたころからずっと気になっていること。
それは、「セイカ植物図鑑」のvol.02はいつ更新されるのか?ということ。

そんな話をしていたら、広報課へやってきた企画課Dさん
「オカメザサって知ってる?」と教えてくれました。
Dさんも広報課イケダさんに負けないくらい植物好き。

オカメザサとは・・・

本館と対峰館の間や、光彩館の前や、桜の樹根の周りや、
ほか学内のあらゆるところに植えられている植物です。
あまり伸びないから手入れが簡単で、日陰にも強い、らしい。
名前に「笹」とつくけれど、じつは日本特産の「竹」、らしい。

このオカメザサについて、Dさんはご不満の様子。
「オカメザサのかわりに芝生だったらいいのに」って。
そういえばセイカには芝生がありません。
休み時間に芝生の上でゴロゴロできたら気持ちよさそう!
オカメザサの上でゴロゴロ・・・ は、想像しただけでチクチク痛そう。

と、ここまで書いて思い出したこと。
わたしの通っていた大学にも芝生がありませんでした。
大学のキャンパスといえば芝生のイメージだったので、入学当初はがっかり。
でも、2,3年後に芝生ができたときは、もっとがっかりしたのです。
それは、グラウンドをわざわざ潰して作られた芝生だったから。
見慣れていた景色がなくなってしまったことが寂しくて。

セイカに芝生ができたら、そのかわり今ある景色がなくなるとしたら、
それはそれで寂しいなあと思う夏の午後でした。

次回、イケダさんの「セイカ植物図鑑」もお楽しみに!

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2010.07.26 20:58

キャンパススナップ(明日はkap搬入)

夕方、外へぶらっと出てみたら、
試験期間中でも制作をしている学生がちらほら。

29日から開催される上賀茂アートプロジェクト(以下、kap)の搬入が明日で、
その仕上げの作業をしていたのでした。


休憩中だった版画・4回生の北條さん(右)と福井さん(左)
が建てていたのは、作品展示をするための小屋。
版画コース1回生~院生より募った作品100点を
完成した小屋の中で展示するんだそう。
小さい作品が多いらしいけど、なかなか迫力がありそうです。


テキスタイル・院1回生の津本さんは、赤く染めて裂いたコウゾを、
大きな布のように仕立てていました。
イメージは、葵祭の時に勅使が奏上する祭文が書かれている紅色の紙。
存在感のある作品なので、展示場所の大きな藤棚の下で
きっと目を引くんじゃないかなー。


洋画・2回生の中島さんは、
境内を流れる「ならの小川」から景色を眺めて楽しめる作品を出品。
「川の上に座ってるような気分で、
そこから木漏れ日や水のきれいさを見てほしいです」
川の上にどうやって座るのかは、ここでは内緒にしておきます。
ちなみに中島さんと写ってる作品(kapとは関係ない)は、
日光で木の板を焦がして描くことを試しているそう。
うーん、面白いことしてるなあ。

学生たちと話して、kapがますます楽しみになりました。

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2010.07.24 21:45

ミンミンゼミのメスは鳴かない

夕立も止み、夕焼けが見え始めた頃、
ぞろぞろとテニスコートのほうへ歩いていく集団あり。
追いかけていくと、先日のビオトープでも話題の、
板倉先生(人文学部教授)の姿を見つけました。
「京都自然教室」が開かれていたのです。

「京都自然教室」は、板倉先生が20年以上続けている活動。
毎月1回活動していて、ピザを生地から作って焼いて食べたり、
草木染をしたり、季節に合った自然観察会を開いています。

今日は、「光に集まる虫を観察しよう」ってことで、
白い幕に電気を当て、虫を誘い出す仕掛けづくり。
そうして、2、30分した頃、
カメムシやミンミンゼミ、ツノゼミなど、さまざまな虫が集まってきました。
なかでも一番みんなのテンションがあがったのが、オオミズアオという蛾。

蝶のなかでも大きく、青白色の羽根が神秘的です。
スタッフをしていた板倉ゼミの学生が、
「蛾って、顔がかわいいんですよ。
顔の周りのモフモフしたところがマフラーみたいで、セレブっぽい」
と言ってて、びっくり。
蛾がかわいいなんて、人生この方感じたことがありませんでした。
でも、正面から見せてもらったら、たしかに目がクリっとしてて愛嬌がある。

「これ、なんていう虫ー?」と、子どもたちがつかまえた虫を見せにきたり、
大人が群がって虫のお腹を観察していたり。
虫って身近でおもしろい対象だったなあと、
観察会の様子を見ていると、子どもの頃を思い出します。

みんなが協力し合うことが自然で、
どこの家の子どもも「うちの子」のように接する。
「カキ氷にたかって、虫はムシやな~」というおじさまギャグまで、
その雰囲気すべてがなつかしい。

そして、こちらは板倉先生と学生スタッフたち。
虫に詳しいだけでなく、薪もつくれる、炭もつくれる、チェーンソーも使える。
自然をおもしろがって、うまく使いながら生きてくって、力強いことだと、
みんなと話してて思いました。

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