2010.07.03 21:51

Mid-City ⇔ Lake-Edge


人文学部ワークショップ科目の広告表現をのぞいてきました。
今日のゲストクリエイターは、音楽プロデューサーの四角大輔さん。
四角さんは綾香やSuperfly、CHEMISTRYなどのプロデュースを手がけてきました。
一方でライフワークとして続けている、フライフィッシングやトレッキングなどの
アウトドアライフ(自称:湖マニア)の経験を活かして、
Fly Fisher』や『peaks』などの専門誌で執筆されています。

プロデューサーとしての絶頂期でありながら、
『ニュージーランドの湖畔に暮らす』という15年来の夢をかなえて
今年、現地に移住。
東京とニュージーランドを行き来するノマド生活を送りながら、
クリエイティブ関連のコンサルティングなどの活動を続けています。

10年間のプロデュース活動で2000万枚のCDを売り上げ、
成功を収めた音楽プロデューサーとして注目されている四角さんですが、
決して順風満帆ではなかった子供時代から、夢をかなえた現在までの話を
聞くことができました。

印象に残ったのは、お金と時間の使い方の話。
ニュージーランドに移住するためには、多くのお金が必要になるはず、
と思って、中古で買った車を13年間乗り続けたり、
毎日、お弁当と水筒を持参したりして、100円単位の節約生活をしていたそう。
音楽業界といえば派手なイメージがありますが、
どんなに成功しても、四角さんは生活レベルをあげなかったそうです。
それでも、自分への投資には、しっかり使うべきとおっしゃっていました。

そして続けて、
「お金は投資したり、宝くじがあたったりして、増えることがあるけれど、
時間はすべての人に平等に与えられている。
音楽プロデューサーとして働きながら、
自分の時間を少しでも生み出すにはどうすればよいかを常に考えて行動してきた。
でも、社会に出ると、いかに合理的に物事を進めるか、
そういうシステムみたいなものを考える仕事がたくさんあるんですよね」

自然体で生きる、いまの四角さんの姿は、ライフワークや夢の実現のため、
物欲やステイタス、世間体を捨ててきた結果の姿なのだと納得させられました。
クリエイティブとかに限った話ではありませんが、人間として、
自分にとって本当に大切なものを知っている人の強さを実感しました。


これは四角さんの奥さんが描いた「夢を実現した図」。
ピンボケですみません。
この絵を常に見えるようにしておいたという、
夢を忘れないための、Vision Makingのエピソードも面白かったです。
「僕も一人でやってきたのではなくて、奥さんや周りのみんなに
プロデュースされてここまでやってこれた。
だからみんなも誰かのプロデューサーなのかもしれない」

そう、この講義を聴いたみんなは、今日からプロデューサーですね。

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2010.07.03 19:37

万願寺とうがらしと光ちゃん

賀茂なす、伏見とうがらし、紫ずきんに、聖護院だいこん。
京野菜の名前や、おいしい食べ方がポンポン飛び出す講演会です。
講師は、「京野菜マイスター」の平田もと子さん。
教育後援会(在学生の保護者の会)で、毎年懇親事業をしているのですが、
今年は「京野菜」がテーマです。

京野菜マイスターとは、いわば京野菜の魅力の伝道師。
京野菜がなぜおいしいのか、
生産者がどんな思いや努力をして野菜をつくっているのか、
どんなふうに料理をしたらおいしいのか。
話を聞いているうちに、あの野菜のみずみずしさが思い出されてきます。

野菜は、味付けや調理をごちゃごちゃしないほうがいいそうです。
万願寺とうがらしには、味付けしたかつをぶしをつめて蒸す。
冬の九条ネギも蒸すのが一番おいしいらしい。

また、平田さんの語り口が、とっても親しみやすいんです。
「近所に住んでる友達のおもしろいお母さん」という雰囲気です。
バイタリティにあふれていて、こっちまで元気になってきます。

「料理には、定義も失敗もないんです。
たとえば、サラダがほしいときに賀茂なすしかない。
そこであきらめるんじゃなくて、私は賀茂なすでサラダをつくります。
やってみるんです。そして、できるんです。
私には“でもしかし”はありません」

毎日家族の料理をつくるって大変なこと。
でも、平田さんのように考えたら、ちょっと冒険できる。
その経験が、自分でつくりあげてしまった枠をとっぱらえる。
参加していたお母さんたちは、うなづいたり、レシピをメモったりされてました。

料理だけじゃなくて、制作や仕事とかにも言えることだなあ。
そう思えて、ますます「がんばるぞー」という気分になりました。

ちなみに。
平田さんは、約30年前に初めて自分のお店をもったそうです。
京大近くの「文蛾」というお店。
100日間、毎日ちがうメニューを出すと決めて、
やりきったというからすごい根性です。

結果、お店は毎日行列ができるほど大繁盛。
そのお客さんのなかに、光ちゃんがいたそうです。
「光ちゃんはカウンターで目をきらきらさせて、いろんな話を教えてくれたんですよ」
その光ちゃん、いまはセイカの人文学部で先生をしています。

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