2010.07.22 19:15

伝統工芸の新しい可能性

今日は京都市立美術館のすぐ傍にある、京都市勧業館「みやこめっせ」で開かれた
京都工芸土産品協同組合主催の新作展示会にセイカの院生の作品が出品されたので行ってきました。

『新作見本市』と題した今日の展示会にセイカが参加したのは、去年に続いて2回目。
会場は京人形や京織物、雑貨に焼物など様々な工芸品を扱う企業ブースがズラ〜り。

縁日のような風景に思わずテンションが上がります。

入り口付近に設けられたセイカのブース。
珍しい作品や企画が人目を引くのか、たくさんの人が足を運んでくれていました。

ちなみに、今回作品を展示したのは大学院 デザイン研究科、
佐藤先生の授業「プロジェクト演習3」の受講生たち。

院生たちは、京都の伝統工芸や産業に造詣が深い先生の指導を受けながら、
土産品組合の方々と恊働で、今年の春から制作に取り組んできました。

これは院生が作った象嵌を使った名刺入れ。
手に乗せると素材に金属を使った作品らしく、しっかりとした重さを感じました。

名刺入れを制作した建築専攻の羅 会元くん。
作品は組合企業の象嵌会社と協力して制作したのだそうです。

「高価な“象嵌”を、できるだけ若い人でも手にできるようなアイテムにすることと、
“自分ならいくらで買うか”を意識して作りました」と、出来映えに満足そう。

「とにかく出来上がって嬉しい!」と興奮を隠せない様子でした。

「和装している時の、ゆったりとした仕草が好き」
そう話してくれたのは、羅くんと同じ建築専攻の土田香奈さん。

彼女が展示した企画『ルームゆかた』は、部屋着として気軽に着る「新しい和装」のカタチ。
今回はプレゼンテーションボードの提案だけでしたが、コンセプトや使用する生地など、
細かい企画の内容が絵柄付きで分かりやすく記されていました。

「千鳥」や「唐草模様」など、伝統的な図柄に現代的なアレンジを加えていくという彼女。
春には実物で提案したいと抱負を語ってくれました。

まだまだ荒削りな部分もありつつも、キラリと光る新しい発想がみえた今回の展示会。
セイカのブースで学生作品を手にとり、熱心に観察する企業の方々の真剣な表情が印象的でした。
2011年1月に開催予定の「春の新作会」では、プロダクトデザイン学科の3回生も参加予定で、
規模を拡大して開催予定との事。

まだ2010年の夏が始まったばかりですが、いまから来年の展示会が楽しみで仕方ありません!
続報があればまたここでまた紹介したいと思います!

category : イベントをチェック, セイカの学生comment(1)