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2014.02
20
12:54

「人文学の現場」はkara-Sでやってます。#seikaweek2014

卒業制作展をはじめとする「セイカウィーク2014」が昨日から始まっています。

人文学部の4年間の成果を発表する、「人文学の現場」もkara-Sでスタート。
卒業論文や卒業制作、卒業プロジェクトをとおして、
自分たちが人文学部でなにを学び、なにを見つけたかを発表した展示です。

会期が22日(土)までとほかより少し短いので、急いで見に行ってきました。

受付を担当していたれんげちゃんとスミレちゃん(ともに人文学部4年生)。
ふたりの卒業論文も展示されています。

「かわいい」という概念について研究したれんげちゃん。

『枕草子』に出てくる古語や、
女性ファッション誌で紹介される「かわいい」、
海外で日本のカルチャーとして取り上げられる「kawaii」などを検証し、
ことばの使われ方の違い、変遷を調べました。

さらには学生を中心にしたアンケート調査も行って、
いまの「かわいい」が、
空気を読むための言葉として使われていること、
自分と対象の関係を肯定する言葉として使われていること、
同調圧力をかけてしまうほどの力をもっていること、
初対面の人に話しかけるときに有効なツールであること、
などを見つけました。

展示パネルと論文を読むに、
彼女が「かわいい」ということばをコミュニケーションを円滑にするツールとして、
肯定的にとらえていることがよくわかります。

「昔からよく使っていることばだから、「かわいい」ってなんなのかを考えたいと思った。
おなじように研究をしても、人によってちがう答えになると思う。
私が『空気を読む』ってことに興味があるから、そっちの方向に研究が進んでいったし。
卒論を書いて、ひとつの答えを出せてよかった」
と話していました。

れんげちゃんのように論文を発表している学生もいれば、
卒業制作(制作物の作成と論文を書く)を展示している学生もいます。

トマトを数品種育てて成長記録を分析し、品種ごとのおいしさを引き立たせるレシピを考案したもの、
「映画っぽさ」と「ドラマっぽさ」はなにが要因で醸し出されるのかを研究し、
見つけ出したルールに乗っ取ってドラマを作成したもの、
出会いやつながりをテーマに人間らしい生き方の定義を導き出し、お祭りイベントを開催したもの、など。

それぞれ自分ごとの研究テーマがならんでいました。

私が文系の学部で卒論を書いたのはもうずいぶん前ですが、
ひとつのことを時間をかけて深く考えて、
自分の関心から出発した疑問を、自分で結論付けられたことに自信をもてたように思います。

卒論はそうあるべきだなと、この展示を見て思いました。
4年間こんなことを学んだと堂々と言えることは、すばらしいことです。

卒論や卒制を展示している学生が受付にいるので、
ぜひ研究のことを聞いてみてください。
卒論には書かれていない調査の過程や、おまけ話のほうもおもしろいです。

「人文学の現場」
〜2月22日(土) 11:00〜20:00
COCON KARASUMA 3F kara-S

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