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2014.04
21
12:34

フィンランドで早川さんが学んだこと、身につけたこと。


テキスタイルコース4年生 早川 葵さんです。
フィンランド・トゥルクアーツアカデミーでの半年間の交換留学から帰ってきました。

早川さんがフィンランドを留学先に選んだ理由は
「ハイムテキスタイルにどうしても参加したかったから」。
ハイムテキスタイルとは、ドイツで毎年開催される世界最大のテキスタイル見本市です。
トゥルクアーツアカデミーは、世界で唯一ハイムテキスタイルにブースを出すことができる
大学なのです。

「昔から、自分のデザインしたものをビジネスに結び付けることに興味があった」と言う早川さん。
世界中のインテリア関連の企業が集まる見本市で、自分のデザインを実際に売り込めるという
機会にぜひチャレンジしてみたいと強く思っていました。

ハイムテキスタイルは毎年1月に開催されます。
それまでにトゥルクの先生たちに指導を受けて、壁紙やクッションカバー、ベッドカバーといったインテリア用のテキスタイルデザインを制作。
早川さんいわく、「とても実践的な授業でした」。

どの企業に買ってもらいたいのかを想定してデザインを考えなさい、と言われたり、
ひとつのアイデアから2パターンのデザインを展開したら、シリーズものとして両方買ってもらえる可能性が出てくるよ、とアドバイスを受けたり。
そこには「消費者」を強く意識した視点が存在します。

今回、ハイムテキスタイルに出展するにあたって、早川さんたち学生グループで、
「Valje Design Collective(バリエデザインコレクティブ)」というデザイン会社を立ち上げました。
この会社は、フィンランド、フランス、イギリス、中国、日本と、育ってきた国や環境も異なる学生デザイナー18名から構成されています。

「ブランド名を決めるところから、いろいろありました・・・」と早川さん。
ブランドパンフレットのデザインも、ある国の学生には「それいいよ!」と言ってもらえたけど、
別の国の学生には、「地味すぎない?」と言われたり。

紆余曲折を経て、いよいよ見本市当日。
デザイナーとして、自分のデザインを企業に売り込む日がやってきました。
世界中のインテリア企業が、自社の商品となり得るデザインを捜し求めて
各ブースを訪れます。

その中で、ある会社の担当者がバリエデザインコレクティブのブースにやってきます。
たくさんあるデザイン見本の中から、ひとつのデザインに目をとめます。
「それが、自分の作品だとわかった瞬間、本当にうれしくって!」
早川さんのデザインのひとつが、見事、韓国のインテリア会社に買い上げられたのです。
これから、そのデザインは壁紙となって、韓国の家々を彩ることになります。

子どもが大好きだという早川さん。
将来的には、子どものためのファブリックやインテリアデザインに携わりたいそう。
今回の留学で身につけた考え方や、トレンドや消費者のニーズをつかみとる方法が
きっと活かせるのではないでしょうか。
そのキラキラした笑顔をたずさえて、世界を舞台に大きく羽ばたいてほしいです。

 

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