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2014.07
07
11:25

人文学部就任予定教員 greenz.jp編集長の兼松佳宏さんにお会いしました。

広報課に配属されて10日ほど経ったある日、僕は鹿児島市内のカフェにいました。

2016年度に人文学部教員に就任予定である、NPO法人グリーンズの兼松佳宏さんにお会いするためです。

NPO法人グリーンズは、ソーシャルデザインのヒントを発信するウェブマガジン「greenz.jp」を中心に、自ら主役となって、”ほしい未来”をつくるためのムーブメントづくりを行っており、(『日本をソーシャルデザインする』グリーンズ編より)
兼松さんは、月間読者数18万人のウェブマガジン「greenz.jp」の編集長です。

鹿児島市 コーヒーイノベートにて

兼松さんには、新しく生まれ変わる人文学部のプログラムとして、「ソーシャルデザイン・プログラム(社会創造演習)」という授業を担当していただく予定で、その授業で学生たちは、「自分ごと」をきっかけにして、気になる社会の「問題」や「課題」を解決するため、「新しいアイデア」を生み出すことに取り組みます。今回はその打ち合わせのために、人文学部長のウスビ・サコさんらと共に鹿児島にやってきたのです。
この記事では、兼松さんの「どんな授業に対する思い」や「人柄」について、タケダなりにお伝えできればと思います。

greenz.jp編集長 兼松佳宏(人文学部就任予定教員)

まず、兼松さんが京都精華大学で、どんな事にチャレンジをしようとしているのか、大きな期待を抱きつつ、学部長のサコさんが語り始めました。

大学にはさまざまな意識を持った学生がいるが、1年生の頃は、自分の中に引きこもった者も多く見られる。そんな学生たちが2年生になり、兼松さんの授業で、社会の中で他者とどのように向き合い、誰のために社会をデザインするのか考える。そして、他人を変えるのではなく、自分を変えることによって、問題解決に取り組んむ。そうして学んだ学生たちが、3年生になって国内外のフィールドワークへ発つ。そんなカリキュラムを目指したい。

新しい人文学部には、「文学」「歴史」「社会」という3つの専攻が設けられますが、入学する学生の中には、「ソーシャルデザイン」に興味を持っていない者がいるかも知れません。ですから兼松さんは、まず学生たちにウェブマガジン「greenz.jp」を見てもらい、数々の「社会の問題を解決するグッドアイデア」の中から、楽しい!と感じる取り組みを発見してもらうことから始めたいと言います。

続いてサコさんは、学生たちは、自分に起こった出来事の原因は、すべて自分にあって、社会の問題とは関係ないと思いがちなのでは、と指摘します。

すると兼松さんは、まずは身近なテーマからプロジェクトに取り組むことで、自分がどれだけ多くの人と関わっているのかを知ることができる。そこから社会に対する見方も変わるのではないかと言います。だからこそ授業では、兼松さんがテーマを与えるのではなく、身近なところから自分で課題を発見することを大切にしたいそうです。

人文学部長 ウスビ・サコ

兼松さんに、19~20歳くらいの若者に対する印象を聞いたところ、自分が学生だった頃もそうだった、と前置きしつつ、気持ちが移ろいやすかったり、諦めるのが早いと感じる一方で、一度、熱い思いを共有できると一気に動き出す強さもある、という答えが返ってきました。さらに、何色にも染まっていない、真っ白な状態こそ若者の最大の魅力。高校生でも、大学院生でも、社会人でもなく、大学生だからこそできる自由な発想を応援したいと思います、とも。

「文学」「歴史」「社会」という文系の知識を持った学生が、自分なりのやり方で、社会に働きかけ、問題・課題を解決する、「文系ソーシャルイノベーター」というべき人材を輩出したい。これが兼松さんの思いです。
そして「ソーシャル・デザイン」を学ぶことが、社会に出て働く時にも、自分で道を切り開く力の基礎となり、5年~10年後の人生でもきっと役立つはずであると。

最後に兼松さんは学生のみなさんに聞いてみたいこととして、「今どんなことに夢中になっているのか?何に青春を感じているのか?」を挙げてくれました。自分の学生時代を振り返っても、そこが”自分ごと”の手がかりになると語ってくれました。

さて、3時間にわたるミーティングが終わり、僕らがほっとしたところで…、思わぬイベントが待っていました。

兼松さんが、テーブルにあったトランプを切り始め、僕の目の前に、3枚のカードをおきました。「このカードには、接続詞や副詞が印刷されています。まず、30秒で自己紹介してください。次にカードをめくりますから、出たワードに従って、お話を続けてください。じゃあ、タケダさんから!」
タケダ「え~?、京都から参りました、京都の~、京都精華大学の…」(汗)
兼松さんカードを1枚めくる。”なおかつ”が出る。
タケダ「なおかつ~?、ディスコが好きで…」(笑)
さらに、兼松さん次のカードをめくる、といった具合に自己紹介は進み、みんなで大いに盛り上がりました。

PLAYING STORY CARDS「カタルタ」

自分が思いもしなかった事を話すことで、お互いのことがより理解できる、というカード型コミュニケーションツール。鹿児島在住のメドラボ代表 福元和人さんが開発した「カタルタ」です。

今回、兼松さんとお会いして、楽しいお話を聞かせてもらい、つぎは僕が他の誰かに、この楽しさを伝えたいという気持ちになる。こうして、コトが広がっていくのだなぁと、実感した1日でした。

兼松さんは、7月26日(土)、27日(日)のオープンキャパスでワークショップを行ってくれます。どんな内容になるのか楽しみです。高校生の皆さん、ぜひご参加ください。

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