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2014.12
04
18:07

みうらじゅんさんの悩み相談室。

ちょうど去年の今頃、みうらさん、リリー・フランキーさん、ひさうちみちおさん(ギャグマンガコース教員)の3人が、悩めるセイカの学生の相談にバシバシ(?)答えていった「悩み相談室」
先週の金曜日、その第2弾として、「ヤング瀬戸内寂聴」こと、みうらじゅんさんの悩み相談室が行われました。

事前に受け付けられたみなさまからのお悩み。
今回は、学生からの悩みに加えて、大人の悩みも寄せられました。
年代問わず、悩みは尽きないものです。

まずは「恋愛」編から。

●お悩み:私は今、14歳年上の人が好きです。どのようなアプローチをしたら、大人の男性はグッときますか?(音楽コース2年生)
●みうらさんのお答え
「年が離れていることを肯定していくのがいいんじゃないかな。古いギャグとか言われたりしても、それがおもしろいってほめてあげたり。男の人は将来介護をしてくれる人を察知してる。だからちょっとした心づかいにぐっと来たりするもんです。年が離れてるからって、無理に合わせようとしなくていい。ズレてて当たり前」。

「年が離れている」ということをネガティブに考えがちだけど、それを肯定していく、というお答えになるほどなーとうなりました。
20歳女子に「介護」は早すぎるような気もしますが・・・

●お悩み: 私の初恋は近所のおじいさんです。以来、白髪かハゲの男性にしか興味が持てません。同世代の男性を好きになる秘訣を教えてください。(事務職、女性、26歳)

おお、なんとも大胆な告白。
26歳、事務職の女性。思わず事務室のメンバーの顔が浮かびました。

●みうらさんのお答え
「好き嫌いって、あるときに決めつけてしまったことで、それについて改めて考えたことはないんじゃないかな。人はどんどん変わっていくものだから、決めつけなくてもいい。
ここ最近はあえて嫌いなことに取り組んでるんですよ。今、尿瓶(しびん)を集めてるんですけど、別に尿瓶が好きなわけじゃなくて。がんばって集めて、並べてみると、その違いがわかるようになってきた。極めてみるとわかることもあるんだな、と。
だから、白髪の人やハゲた人が好きならば、なぜ白髪が好きなのか、自分はどんな白髪が好きなのか、極めてみるのもいいかもしれないですね」。

「好き嫌い」を決めつけない。これ、大切なことかもしれません。

次は、「学生生活」編。

●お悩み:一人で食事をすることが苦手です。おいしく食事ができるようになるにはどうしたらよいでしょうか?(ストーリーマンガコース3年生)
●みうらさんのお答え
「”分身くん”(自分にそっくりな人形)をつくるっていうのはどうだろう。人型(ひとがた)を模したものと一緒にいるとリアリティがある。結婚するのも、人型にすがってるようなもので。安心を求めてるんですよね」

人のかたちに安心するというのは、うなずける話。
髪の毛が伸びる人形とかが一人っきりの部屋にあると怖かったりもしますが・・・

● お悩み:同じクラスに、いい加減なことばかり言って、周りに迷惑をかける友達がいます。友人として注意したいです。効き目のあるガツンと響く一言はあるでしょうか?(ストーリーマンガコース2年生)
●みうらさんのお答え
「いい加減、は直らないです。ましてや他人には直せません。だから、その人と距離を置いたほうがいい。自分の論理は通用しないから、宇宙人だと思えばいいんですよ」。

う、宇宙人・・・でも、他人を変えることは簡単ではないので、自分の価値感を変えた方がいいのかもしれませんね。

さてさて最後は「仕事」編です。

●お悩み:今の仕事は自分に向いているのか?社会の役に立っているのか?悩んでいます。アドバイスお願いします。(管理職、男性、50代)
次も同じようなお悩みなので、続けてどうぞ。
●お悩み:仕事から退く潮時がわかりません。人から惜しまれて去るにはどうしたらいいでしょうか?(経営者、男性、60代)
●みうらさんのお答え
「(今の仕事が自分に)向いているかどうかは、自分で決めることじゃないんです。人から惜しまれて去るかどうかも、他人が決めること。本当に惜しまれたかったら、1万円でもバラまくしかないんじゃないですかね」。

一見すると、学生の悩みとは違うように思える、おじさんたちの悩み。
さっき出てきた「周りに迷惑をかける友人に響く一言を」とアドバイスを求めていた学生と「自分では解決できないことで悩んでいる」という点では、同じです。
そのお悩みに対するみうらさんからの提案は、自分の考え方や価値感を変えることで、状況は変わっていくんじゃないか、というもの。

ここで、ハッと気づきました。
尿瓶を集めていたり、注目されていなかった「ゆるキャラ」に着目したりと、誰も思いつかないようなみうらさんの発想は、少し自分の考え方を変えてみたり、視点をずらしてみることから始まっているんじゃないだろうか。
90分間笑いっぱなしの「悩み相談室」を通して、みうらさんのアイデアが生まれる源を見たように思いました。

 

 

 

 

 

 

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