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2014.12
12
10:44

河上大志郎先生が広報課に来てくれました。 

ストーリーマンガコース卒業生 河上大志郎さんの作品『オトノバ』1巻が先週発売されました。
今年の8月から『週刊ヤングマガジン』で連載がはじまったこの作品、単行本を手にするとその重みに「こうして表現がかたちになっていくんだなあ」と実感させられます。
作者である河上さんが、単行本の出版を報告するために大学へ来てくれました。

河上さんは、作品を描くかたわら、去年までマンガミュージアムのマンガ工房などで働いていたそうで、マンガミュージアムへも報告のため訪れていました。
その時にマミューがサインをもらっていたので(マンガミュージアムのブログより)、うらやましくなって、私も書いてもらいました。

当たり前ですが、絵がうまい。マッキーでさらっと描いてもうまい。

河上さんは2010年に卒業。同じ年にヤングマガジン「第368回月間新人漫画賞」で佳作を受賞。2011年に「第65回ちばてつや賞ヤング部門」で優秀新人賞、と立て続けに受賞しています。
ここから連載に向けて、担当編集者さんと作品を練りつづける日々。
ネームを描いては直し、描いては直す毎日が約2年つづきました。
「この2年は本当につらかった。それまでがとんとん拍子だっただけに、余計しんどかったですね」と当時を振り返って一言。
そして、8月から「オトノバ」で待望の連載スタート、となったのです。

「オトノバ」はロックに命をかける高校生の主人公が、世界一のミュージシャンをめざして、個性的な仲間たちとバンドを組んでいく物語。
河上さんは在学中フォークソング部の所属で、「記憶が新しいうちに、音楽をテーマにした作品を描きたい」と思っていたそう。
同じサークルの一つ上の先輩がマンガ『日々ロック』を描いた榎屋克優さん。
榎屋さんのマンガ家デビューは河上さんにとっても大きな刺激になり、「そばで見ていて自分も早くデビューしたい!と思った」と話してくれました。

↓映画『日々ロック』のポスターの前で撮影。

幼い頃から絵を描くのが好きだった河上さん。
ストーリーマンガコースに入学したときは、「自分はこの中でも絵がうまい方だ」と思っていたのだそう。
ところがまわりを見てみると、自分よりもうまい学生がたくさん。
課題作品を描いても、先生からは絵についてはほめられない。
「でも、セリフまわしがうまい、って言ってもらえたんです。だから自分はそこを伸ばしていこうと思って」と河上さん。
まわりにライバルがたくさんいる。そんなセイカという場所で、河上さんの強みが見つかったのです。

最後に、これからマンガ家になりたいと思ってセイカにやってくる人たちにメッセージをもらいました。

「入学したなら、ここは描く場所なんだから、ひたすら描けって思いますね。
同級生とかを見ていたら、課題もやらずにしゃべってばっかりの人と、もくもくと作品を描いている人がいた。
あとで振り返ってみると、描き続けてた人がやっぱり結果を残してるんですよね」。

河上さんも、描き続けていた人の一人。
連載までの長い日々や、次々と締め切りがやってくる連載期間中。
それを乗り越えられるのも、描き続けていた学生時代があったからではないでしょうか。

連載をつづけながらも、もう次の作品の案を練りはじめているという河上さん。
描いて描いて描き続けることで、これからも新しい世界を切りひらいてほしいと思います。

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