かがく反応☆

Date_ 2009.09.30 15:32

今日のお昼にパンを買いに行ったのですが、
色んなパンがあって迷ってしまいます。
さんざん迷って買ったのがメロンパン、あんぱん、ピロシキ。

…で、買ったパンをまじまじと見ていて、
ちょっと考えたことがあったので、今日はそんなお話。

パンだけにどう膨らませようか…なんていう駄洒落はおいておいて、
改めて考えるとパンに限らず、料理って「かがく(化学や科学)」
だな〜って思います。

ご存知の通り、パンは発酵のため酵母菌を使います。
そして食べた時に甘く感じるのは、デンプンを唾液のアミラーゼが
糖へ分解する化学変化を起こすから、って中学の理科で習いました。

…ちょっと頭痛がしてきたので、話をセイカに戻します。

だから…と結びつけるのは安易だけど、
意外で、それも新しい何かが起こるという意味で、作品を創ることって
「かがく」がもたらす『変化』なんだと思うんです。

今日はそのことを端的に、見せてくれる学生作品を紹介します。
版画の4回生、田村智子さんの作品「vestige」です。

本館から対峰館へ続く廊下で現在制作中の彼女の作品は、
髪留めのピンを自分で漉いた和紙に置き、錆び(酸化)させる事で、
時間の経過を表現しています。

「6kgのピンを買うのに製造業者をあたったのですが、
最初は”そんなもんに使わせられへん”と、売ってくれなかったんです」
「でも、ポートフォリオだけでも見て頂きたくて、
ダメもとで送ったら、しばらくしてOKの返事をもらえたんです!」

…とはにかみながら語ってくれました。
それはまさにポートフォリオを見せる事で「かがく反応」が起きて、
人の考え方を180°変えてしまった、ということなんですよね。
 

田村さんの作品を見て、セイカは日々「かがく変化」している!
…そんな事を実感しつつ、パンをむさぼるお昼過ぎなのでした。

ロンドンから。

Date_ 2009.09.29 19:23

7号館に行ったら、洋画コースの小松先生が、
たくさんの留学生を連れて研究室から出てきたところでした。
いま、ロンドンの芸術大学との学生交流プログラムが行われているのです。

留学生とセイカの学生が一緒に作品制作するこのプログラム、
10月12日からギャラリーフロールで展覧会を開催するので、
きょうはその下見をしていました。

写真はギャラリーフロール1Fですが、実際に展覧会をするのは2F。
彼らを案内する後ろ姿(写真手前)は、職員の小林さんです。
(小林さんは、情報館次長で、ギャラリーフロールのキュレーター)

今回のプログラム、洋画コースの3回生との共同制作ですが、
留学生たちの専攻は絵画だけに限らず、立体や映像、
インスタレーションなど様々らしいです。
セイカの洋画コースも、「洋画」といいつつ、表現領域がかなり広いので
どんな作品ができるのかが楽しみ。

それにしても、、、英語が話せたら、もっと色々と質問できたのに、と、
学生たちとペラペラ会話する小松先生と小林さんを見ながら思ったのでした。
(二人は、二人だけでの会話も英語になっていました・・・)

養老孟司さんと宮崎駿さん

Date_ 2009.09.28 18:50


言わずもがな、養老孟司さんと宮崎駿さんです。

今日は京都国際マンガミュージアムで、
養老館長と宮崎駿さんとの対談があったのです。
宮崎駿さんが対談や講演などに出られることは、とても珍しい。
この対談を聞けたのは、250名。その倍もの応募があったそうです。

2002年に発行された二人の対談本「虫眼とアニ眼」の続編のような、今日の対談。
スタジオジブリに入った新人アニメータ集団の育て方、
養老館長のゾウムシ研究、
最近の男の子たちの置かれている環境と苦悩、
そして、みんなが気になる宮崎アニメ次回作の予定にまで話は広がりました。

私がとくに印象に残ったのは、
「アニメーションの背景を描くとき、
アニメーターは自分の育った町の夕日、土の色を描く」という話。
木の育ち方、夕日のかたむき方、
自分の育った風土をそれぞれがもっていると。

たとえ、マンガやアニメのなかの日本がいくらキレイだといっても、
そこには湿度がないのだから、
トトロを何十回見たところで、
子どもたちのなかに「自分の風土」は育たない。
アニメやマンガをそんなに見なくてもいいんじゃないかと
宮崎駿さんは話されてました。
そういった考えから、宮崎さんは保育園をつくられたそうです。

私は映画館もなく、本屋も小さいものしかない田舎で育ったので、
文化は育ってなかったかもしれないけれど、
自分の風土はもってる!
と田舎育ちを誇りに思いながら大学に帰ってきたのでした。
自分の武器はどこに落ちているか、わからないものですね。

私が触れなかった今日の対談の裏側や企画展については、
マンガミュージアムのブログをチェックしてみてください。

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しかおのつぶやき