気軽にポッとマンガがつくれる!?

Date_ 2010.09.30 19:20

今日は後期最初のアセンブリーアワー講演会が開かれました。
マンガ家の田中圭一さんと、マンガプロデュースコースの竹熊先生が
デジタル時代のマンガ制作の可能性ついて対談しました。

竹熊先生から「最低シモネタお下劣パロディー漫画家」という
田中さんの紹介から始まって、会場からは笑いがおこります。
たしかに、なかなか他に無い響きの素敵な肩書です。

田中さんは90年代にそれまでの劇画調の画風を変えて、
手塚治虫さんの画風のパロディーマンガを描き始めました。
当時、手塚さんが亡くなってその存在が神格化されつつある中で、
あらためて手塚さんの画風を新鮮に感じ、2年間かけて、
模写をしなくてもオリジナルのキャラクターを描けるまでに、
手塚さんの描き方を体得したそうです。
つまり、手塚さんの手をもった、田中さんみたいなかんじでしょうか。


竹熊さん曰く、「本物のパロディ」という作品の面白さの一方で、
田中さんは、マンガ家とサラリーマン、二つの仕事をずっと続けているのですが、
「ギャグマンガは飽きられやすい。刺激を求める読者の期待に応えるためには、
きわどいネタを描かなければいけないから、いつ仕事が無くなるかわからないので、
リスクヘッジのために続けているんです。サラリーマン仕事も楽しめる仕事ばかりなので」
と、ご経歴の話題の中で話されていて、
マンガ家がリスクヘッジという言葉を使うのが新鮮でした。


後半は、近日に発表される予定の、田中さんがいま勤める会社で開発に携わった
新しいマンガ制作ソフトの紹介がありました。
(発表前ということで、残念ながら画像はお見せできません)

「今までは、描けることが前提の描画支援ソフトしか無かったが、
これは、まったく絵が描けなくても、ストーリーさえ考えることができれば、
誰でもマンガが描ける夢のようなソフトです」
と竹熊先生は評価。

まさに夢のような話ですが、実際にソフトを使いながらの田中さんのデモを見ると、
画像編集ソフトと同じような感覚で、
キャラクターを配置して、好きなアングルを選んで、
背景、効果線、漫符などをつけて、吹き出しにセリフを打ち込んで、、、
マンガの絵が出来上がっていきます。
キャラクターもアバター感覚で服装や髪形を選んでつくれます。
これは楽しい。

「マンガを描きたくても、絵が描けないから小説を書いている、
という人は少なくないと思います。
これをきっかけに、マンガを作ってみようという人が増えて、
このソフトを使ってしか作れないような傑作が世に出る可能性も
あるんじゃないでしょうか」と、竹熊先生。

どんなソフトでも使いこなすようになるには、時間がかかりますが、
このソフトでマンガ制作がより身近になることは間違いなさそうです。

興味のある人は、10/15に製品発表されるそうなので、
ぜひぜひチェックしてみてくださいー。

赤い風船

Date_ 2010.09.29 19:35

対峰館へ行こうとして、ふと振り返ったら、
本館との間にある部屋の床一面が赤い風船で埋めつくされていました。

仕掛け人は、立体造形コース3回生の広瀬絵里さん。
合評用に作品を展示していたのでした。

部屋には、ドクン、ドクン、という音が流れていて、
赤い風船は人間の血液を。この音は心音を。
そして血液と心音で、広瀬さんの体内を表しています。

広瀬さんがこのインスタレーションを制作したのは、
幼いころに亡くなったお父さんの記憶を残したいと思ったから。

わたしも広瀬さんの体内を疑似体験させてもらいました。
風船を割らないようにそろりそろり、進んだ先に発見。
広瀬さんの大切な人の記憶がそこにありました。

用意した赤い風船の数は、なんと1,000個。
口に手をあてて風船をふくらませるポーズをするので
思わず「全部自分で吹いてふくらませたの?」と聞くと、
「そのつもりだったけど、倒れそうになったので
途中からコンプレッサを使いました」と。
それでも1,000個では思ったイメージには程遠く、
もっと増やして、もっと体内を探っていく感じにしたいのだそう。

というのも、客員教授の塩田千春さんに作品を見てもらうべく、
11月初旬までこの部屋で展示することになったのです。
通りがかったときに広瀬さんの姿が見えたら、のぞいてみてね。

奥村先生のDAHON

Date_ 2010.09.28 17:09

3限目が始まるちょっと前。
風光館をさっそうと上がってくる自転車1台あり。

陶芸コースの奥村博美先生でした。
(あれ、学内を自転車で走るの、禁止では??)

「いい自転車ですねー」と声をかけたら、
「ISO、ISO」とおっしゃってました。
セイカは環境の規格ISO14001を取得しているのです。

まさか、ISOのために乗っているわけではないと思うので、
先生の自転車好きについて詳しく聞いてみました。

先生の愛車は、折りたたみ自転車で有名な「DAHON」のもの。アメリカ製です。
去年の2月に買ったそうですが、決め手は、
「ギア1枚、ブレーキも1つ。シンプルでキレイやなあと思って」。

黒いボディに、赤いギアとサドル、ハンドルがアクセントとして効いています。
オリジナルは全部黒い部品だったものを、少しずつ変えているうちに、
ほとんど変えてしまったという凝り様です。

先生は自宅の亀岡から自転車でやってきます。
「折りたたみ」にした理由は、そこにあって、
自宅からJRの最寄り駅までチャリ(約5キロ)→
チャリを折りたたみ、JRに乗る→
円町駅からセイカまでチャリ(約10キロ)。

雨の日以外は毎日この方法らしく、
よっぽどの自転車好きでなければ、めんどくさくてできません。

「健康のためというより、昔の虫が騒いで(笑)。
学生時代から好きやったけど、いまはお金もかけられるから、
パーツも変えてて、おもしろくなってきたところ。
かばんもいいものが欲しくなって買ったんよ。ほら」

カバンも靴も、チャリ仕様になってました。
そんな先生に質問しました。
先生が気になっている、セイカの「自転車乗り」は誰ですか?

「ストーリーの先生、いいの乗ってるよ。彼、いいと思うわ」
とのこと。

はい、次の取材決定です。
さそうあきら先生の自転車を見に行こうと思います。

以上、チャリ通信1号でした。(たぶんつづく)
セイカの自転車好き情報、求む。

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しかおのつぶやき