カタダさんは種を出さない

Date_ 2011.08.31 17:15

お昼過ぎ、デジタルクリエイションコースの森原先生から
「包丁貸して」と広報課宛に電話がありました。
包丁だなんて物騒な。
何に使うんですか?と眉間に皺を寄せて聞いたところ、
「スイカ切るんだ」と森原先生。

す、スイカでしたか。心配してすみません。
早速、包丁を持って、ビジュアルデザイン学科の
スタッフルームを訪問しました。

すでに包丁を投入された後のスイカ↓

対峰館4階ビジュアルデザイン学科のスタッフルームには
ちょっとしたベランダがついています。
ウッドデッキのとても気持ちのいいスペース。
スイカはベランダへ運ばれ、森原先生、竹内先生、助手さん、
そして教務課カタダさんと一緒に、私もいただきました。


スイカにかじりつくカタダさん。
「なんか夏、満喫って感じですわ~」と言いながらガブリ。
そのカタダさんを見つめていた竹内先生が
「カタダくんって種出さずに食べてるよね」と。
「めんどくさいんで、全部食べてます」とカタダさん。
一堂「え~っ」

子どもの頃、スイカの種を食べたら
盲腸になるとか、おへそから芽が出てくるとか
言われませんでしたか?

「ぜんぜん平気っすよ」とガブガブ食べる姿を見ていたら、
カタダさんならスイカの種に勝てそうだと思えてきました。

ちなみにこのスイカ、森原先生からのプレゼント。
「みんなで一緒に食べたら楽しいかな、と思って」
たしかに、みんなで一緒に食べるって楽しい。
8月最後の日に、ゆく夏を惜しみながら、
スイカの甘さをかみしめていました。

鉄のもみじ

Date_ 2011.08.30 17:53

暑さでクジャクがぐったりしていた午後のこと。
立体造形コースの工房をのぞいてみると、
ひと足早く秋を感じられる作品を制作中の学生がいました。

今年の春の卒業生、西原友恵さん。
研究生として大学に残って制作を続けています。
「鉄と、日本古来の植物が好きなんです」という西原さん。
今は鉄だけで“もみじ”を制作しています。

以前は毛糸やビーズなどの異素材を組み合わせていて、
卒業制作では、鉄と銅と真鍮の金属だけで作品を制作。
そして今は鉄だけ、と、素材はどんどんシンプルに。
その分、鉄の錆び方を実験したりと試行錯誤しながら、
鉄だけでどんな表現ができるか挑戦しています。
鉄を腐食させて紅葉を表現したもみじは、本物そっくり。

そんな西原さんにはずっと抱いている夢が。
それは、彫金やジュエリーを本場のイタリアで学ぶこと。
来年からの留学をめざして語学の勉強をはじめたそうです。

そうやって話してくれる笑顔のまぶしいこと!
鉄にも、植物にも、ジュエリーにも、
好きなものに全力で向かっていく西原さんから
なんだかパワーをもらった気分です。

さわれる照明

Date_ 2011.08.29 18:31

「人と照明のコミュニケーションが生まれたらと思って」
と話すのは、プロダクトデザイン学科3回生、
小口高彬(コグチタカアキ)くん。

彼は、さわれる照明「in soft」という作品で
「第24回コイズミ国際学生照明デザインコンペ」
最優秀賞を受賞しました。
クッションのような感触の照明そのものにさわって、
電気をつけたり消したりできる作品です。

コンペのテーマは、「新しい技術を使った照明」。
小口くんは、LEDの熱をもたない特徴を活かして、
これまでの電球とは組み合わせられなかった
ウレタン素材(熱に弱い)を使いました。
電気のスイッチを押すのに、ふわふわした感触が楽しい。

審査員の方にも、人がさわって照明が反応する、
コミュニケーションが生まれるところを高く評価してもらえたそうです。

すごいニュースのはずなのに、淡々と話す小口くん。

「アイデアは別にマネされてもいい。
これを見た他のデザイナーが応用して、
もっといい商品をつくってくれるかもしれない。
僕にとってはLEDの可能性を提示する、というのが目標だったから。
LEDを使った技術や商品がマンネリ化しないようにできたらいいです」。

えっ、LED業界のことを考えてたの!?
謙虚というか、先を見据えているというか。
うちがよければそれでいいってことじゃないね、そうやね。
と自分を省みた取材でした。

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しかおのつぶやき