インドネシアのマンガ作家、ティタ・ララサティさんとの交流

Date_ 2012.02.29 21:05

今日はインドネシアのマンガ作家でコミックの出版にも
携わっているティタ・ララサティ(Dwinita Larasati)さんと、
大学院生によるワークショップが行われていました。


大学院マンガ研究科の大学院生たちが多く参加していましたが、
先生も含めていろんな国籍の人が集まり、英語を基本に話を進める様子は、
セイカのマンガ学部・研究科では、もはやあたりまえの光景になっています。


ララサティさんはオランダで工業デザインを学んだ後、インドネシアに帰国。
現在はバンドン工科大学の教員として竹をつかったプロダクトデザインの
研究などをされています、、、と、ここまでだと、マンガ家?と思ってしまいますが、
じつは、留学中に日常的に描きはじめたマンガの制作を続けていて、
ベルギー、オランダ、アメリカなどで作品を発表されています。
マンガ作家でありながらプロダクトデザイナーってめずらしいのでは。

今回は東京で開催される「世界メディア芸術コンベンション2012」に
スピーカーとして参加するために来日されました。


まずはお互い自己紹介ということで、院生たちが自分の研究や制作に
ついて、ララサティさんにプレゼンテーション。
マンガ研究科修士課程2年生の池田さんは、少女マンガの原作について
研究しています。自身も制作者である池田さんは、自分で描いた作品
の数ページを、同じ原作・キャラクターをつかって別の作家3人に描いて
もらい、完成した作品を比較研究したそうです。
「コマ割りや絵などの違いもありますが、ターゲットの読者層を変えて
描くとどう変化するのかなどが興味深いです」と話す池田さんは、
この春、日本で初めて開設されるマンガ研究科博士後期課程に進学します。

ララサティさんは、近年、マンガ風の絵で日常を描いた「グラフィックダイアリー」
(インドネシアの新しいアート分野)を専門とする出版社を2008年に設立し
出版活動もされています。
インドネシアにはコミック産業というものが確立しておらず、どれくらいの
ページ数が読者にとって理想的なのか、どうすれば販売数をのばせるのか、
ララサティさんは、いろいろ試しながら、日本など海外からも学びつつ、
出版活動をされてきました。一冊一冊を紹介しながらされる試行錯誤の話や、
子どもが原作者で大人が描く、というような共同作業で制作されたコミックの
ことなど、興味深いお話を聴くことができました。


ラサラティさんのノートには、旅先で見たものや日々の出来事を切り取った
マンガがペンでぎっしり描かれています。
旅日記的なマンガのほとんどはその旅先での移動中に、記憶や印象を
元に描くそうです。日本でのこともきっと描かれるんでしょうね。

明日は京都国際マンガミュージアムでララサティさんを迎えての公開研究会
おこなわれます。より深く多様なマンガ文化に触れることができるかも。

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教務課タケダさんと国際課オオハさんと音楽談義

Date_ 2012.02.28 17:25

もうすぐ2月も終わり。
空の青さが濃くなったり、日差しがちょっとづつ明るくなってきた気がします。

そんな季節の変わり目、
学内の人たちにどんな音楽を聴いているのか聞いてみました。

国際課のオオハさんと教務課のタケダさん

タケダさんはディスコミュージック。
大学生の頃に聴いていたテクノのルーツをたどって
クラブミュージックを聴き、ディスコにいたったのだそう。
最近のものから80年代までさかのぼっていて、
「いま聴くと新鮮でカッコいい」のだそうです。
背景になっている文化のことも調べていて、
ディスコとゲイ文化の関わりも話してくれました。

おすすめは「Chic」というバンド。
名前に時代を感じて、細い線のフォントのロゴが浮かびます。
(勝手なイメージです。)
「フリークアウト!」の歌いだしではじまる曲「Le Freak」は
テレビのバラエティ番組などでよく使われているので
きっと一度は耳にしたことあるはず。

オオハさんは、ビョークのアルバム「Biophilia」を買ったそう。
でも、まだあまり聴いてない・・・ということで、
ほかにビョークでおすすめを聞いてみると、
「Oceania」を挙げてくれました。
アテネオリンピックの開会式でも歌われた作品で、
ボイスアーティストたちとコラボレートして、
人の声だけでつくった曲。
オオハさんいわく「ビョークの魅力はいろいろな人と
コラボーレートしたり、常に新しいことをしているところ」。
この曲にはその魅力がぎゅっとつまっていそうです。

他にも、ビョークを聴いたきっかけや
ニューヨーク在住の時に見たライブの話、90年代の音楽の話とか
オオハさんの色々なエピソードが聞けて面白かったのですが、
それはまた別の機会に。

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週末は3331Arts Chiyodaへ。犯罪ボーイズ×井上信太

Date_ 2012.02.27 20:32

ゴンっ!
ガッシャーン!!

対峰館の階段をのぼっていると、うえのほうから聞こえてきました。
これは来てるな。
今日は会えるような気がしたんです。

やっぱりいました、
犯罪ボーイズ(グラフィック4年のマツミくん、イラスト4年のNAZE)のふたり↑。

アトリエと化した対峰館5階で「搬入」という名の片付けをしてました。
週末の「京都精華大学デザイン展 SEIKA DESIGN EXHIBITION & WORKSHOP」
で子ども向けワークショップを担当するのです。
(井上信太先生と犯罪ボーイズが講師)

そのワークショップとは、「構築・破壊のワークショップ」。

もう一度言います。
子ども向けワークショップです。
まっくろで怖い文字のチラシだったけど、
子ども向けワークショップです。

「いつもここ(対峰館5階)でやってることをやります」
とマツミくんが説明してくれて、
なんとなくイメージするに、こういうことかしら。

つまりは、人がつくったものをこわして分解して、
自分たちにとっておもしろいもの、必要なものをつくろう、と。

犯罪ボーイズは「壊す人」であり、「つくる人」。
東京になにをもっていくのか聞いてみたら、「ゴミです」と言う。
ふたりがもっていると、ゴミではなくオモチャに見えるんだけどなぜだろう。

楽しみすら自分でつくってしまう犯罪ボーイズと、
子どもたち、意気投合しそうです。

しかおのつぶやき