「木野通信56号」できてました

Date_ 2012.11.30 11:31

先週できあがった大学広報誌「木野通信」最新号。

今号の巻頭インタビューは、テキスタイルコースの鳥羽美花先生。
7月に外務大臣表彰を受賞されたので、
この機会にベトナムの風景を描いてこられた作品について、
型染めという技法について、お話をうかがっています。

インタビューは、情熱的であり、ロマンに満ちていました。

94年にはじめてベトナムに行ったとき、
「この風景を作品にしたい」とお腹の底からわきあがる情熱を感じたそうです。

また、鳥羽さんが選んだ技法「型染め」は、
工程が多く、失敗も許されない。つまり根気がいります。
なのに、鳥羽さんは朝、工房に行って仕事をはじめるとき、
「また続きができてうれしい」と思うそうです。

ベトナムに魅せられて、型染めに魅せられて、
鳥羽さんはここにいるんだなーって、随所で感じました。
情熱に導かれる人生って、なんてすてきなんだろう。

私はすっかり鳥羽さんに魅せられて、木野通信をつくることができました。

「木野通信」は大学のWebサイトでも見られますが、
本館入り口、情報館、マンガミュージアムに設置しています。
ぜひ手にとってみてほしいです。

カテゴリー:セイカの教員 | Comments[ 0 ]

唐紙を作る

Date_ 2012.11.29 16:58

ライフクリエイションコース1年生の授業「京都デザイン1」で
唐紙の制作が佳境を迎えていました。
模様を彫った版木を、襖紙の大きさの紙に刷ります。

下絵に合わせて版木をセット。
版が少しでもずれると端が切れたり重なったりして
連続した柄にならないので、慎重に。

二人がかりで、せーの!

上の写真で刷っているのは、オクダさん(右)の作品。
オクダさんは植物園で見つけた葉っぱのかたちを
おもしろいと感じ、葉脈を模様にしました。
繊細な模様で柄を合わせるのが難しそうなのに
とてもきれいに刷れています。

「15年前に比べて、版を彫るのに倍の時間がかかっている」

とは、授業を担当する丸谷先生が口にされた言葉。
手を動かしたり道具を使ったりする機会が少なくなった現代、
普段ものづくりをしているセイカの学生を見てそう感じるのだから
社会全体ではそういう力はもっと落ちているのではないか、と。
なるほど、鋭い指摘です。

そんな話を聞いた後、唐紙制作のこの工程が印象的でした。

バレンを使わず、手で撫でるように刷っています。
濃さにムラがあったり、模様の部分がぼこぼこしていたり、
唐紙の表面に表れる“味”はこんな手作業があるからこそ。

これからの授業では、この唐紙を素材にして
生活に関わる道具を作ります。
「唐紙を作る」から「唐紙を使って作る」へ。
どんな作品が生まれるのか、
完成したころにまたのぞいてみようと思います。

清風館をリノベーションしたら

Date_ 2012.11.28 16:02

清風館で先週、建築模型を用意して学生が発表をしていました。
建築学科の授業?と思いきや、これは人文学部のサコ先生(↓写真右)
が受け持つ「プロジェクト演習」の授業。
人文学部の2年生が清風館を2フロア分(B1階と2階)
リノベーションする課題にチャレンジしました。

もちろん専門家ではないので、自分たちが利用する施設の改善点を見つけ出すことが目的です。
街中のカフェなどの現地調査を重ねて、空間のコンセプトを練り、
模型やプレゼンパネルを完成させてプレゼンに挑みました。

同じ教室だとおもしろみがないので教室ごとに壁の高さを変える、
通りがかった人が授業の内容がわかるように壁をガラスにする、
カフェ空間を作る、など学生からはさまざまな案が出ました。

なかでもチーム・アトムの3人(はじめの写真の左3人)が提案した
「授業時間以外にグループで話し合うスペースがないので
みんなが集える場所を考えてみました」
というのがわたしは気になりました。

彼らは話し合いをするときにいつも本館1階のラウンジや
情報館のオープンスペースを使っているんだそう。
個人の制作スペースがある他学部の学生と違い
人文学部の学生には大学のなかに決まった教室はありません。
自分たち人文学部の学生が授業で多用する清風館で
気軽に人が集まれたらいいなあ、と
ユーザー視点で提案していたのでした。

発表を聞いていて、与えられた空間で過ごすことに
慣れてしまっている自分に気づきました。
よーし、2013年まであと1カ月。
新しい年に向けて広報課のリノベーションを企ててみようかな。

しかおのつぶやき