還ってきた卒業生とモリアオガエル

Date_ 2013.06.28 15:23

みなさんは、モリアオガエルをご存知でしょうか。
木の枝に白い泡につつまれた卵を産む、あのカエルです。
環境が整っている場所に生息しており、日本でもいくつかの都道府県では
絶滅が危惧されるレッドリストに指定されています。

そんなモリアオガエルがセイカの森(鹿野苑付近)に産卵しました。


木の枝に卵を!


池の渕の草むらにも。

モリアオガエルが産卵場所に選んだこの池、実は人文学部の卒業生が
つくったビオトープ(生物の生息空間)です。


ビオトープをつくった森本くんです。
友人と2人で3年生から1年半の月日をかけてビオトープをつくり、
その過程と成果を卒業論文にまとめました。
今では美しい水をたたえ、魚や生物の住む環境になっていますが、
以前はゴミがうず高く積もっていました。
「ぼくの背の高さぐらい、ゴミが山のようになっていて」と森本くん。
ゴミを取り除き、土を掘って池をつくり、自然に近づけるために
地域の植生や生態系にあわせた植物を植え、魚を池に放ちました。

卒業後も何度もビオトープの様子を見に来ていた森本くん。
この日、モリアオガエルの卵を発見。
「彼のビオトープがモリアオガエルに選ばれる環境になったってことや」
とは、人文学部板倉先生の言葉。

その昔、セイカの森にはモリアオガエルが産卵しに来ていたそう。
いつのまにか環境が変化し、姿を消したカエルたち。
森本くんたちの苦労が実を結び、還ってきたのです。

「でも・・・今でもゴミを捨てる人がいるんです。それが悲しくって」(森本くん)
・・・私も悲しいですよ、森本くん。
カエルたちが来年も安心して産卵できる環境、守りたいものです。

全国に届けデンシブヒン。

Date_ 2013.06.27 17:30

ちょっぴり不思議な造形のアクセサリーが並べられています。

滑らかな素材感がキュートですよね。 

これは、電子部品を素材にしたアクセサリーなんです。

デジタルクリエイションコース4年生の有志が結成した

デンシブヒン部」が制作しています。

 

授業のグループ課題のときに「変わったアクセサリーを作ってみたい」という思いから

電子部品を使ったアクセサリー作りを始めた彼女たち。

去年の木野祭に出店したところ、思わぬ大反響だったそう。

今では京都各所で行われるイベントに出店しています。

 もともと日常的に電子工作をしていたというコーサカさん(写真左)曰く

「抵抗器一つとっても、思った以上にカワイイんですよ!(笑)

 その可愛さにスポットライトを当てるべく活動してるんです!」

…そういえば僕も中学生の時、修学旅行で秋葉原に行った際に見つけた

紫色のおっきい電解コンデンサーを何となく買ってしまったことを思い出しました。

そんなデンシブヒン部ですが、活動を全国に広げていく計画があるんだそう。

まずは東京や大阪などの都市圏での出店や委託販売をやってみたいとのこと。

そのための活動としてWebサービス「CAMPFIRE」を使って資金を募っています

「いまは手間と時間をかけることでコストを抑えているんです。

 必要な機材もみんなで使いまわしているくらいで…

 遠征費用もなかなか工面できないです。」

出資者には特典付きなので、まずはお気軽にチェックしてみては。

 

最後に、デンシブヒン部の言い出しっぺで広報担当のフジモトさんから。

「デンシブヒンの可愛さをもっと知ってもらいたいので

 私達の活動に興味を持っていただけると嬉しいです。」

…う~ん、これを機に僕もピアス穴開けちゃおうか。

 

(左からマスダさん、フジモトさん、オダワラさん、コーサカさん。

 もう一人のメンバー、ハマグチさんはご欠席でした。)

 

【今後のデンシブヒン部の活動】

7/9~10 12:00~15:00@京都精華大学悠々館前

エアストリームで車内販売会が行われます。

この情報をTwitterやFacebookで紹介した人には特典あり!?とのこと。

 

(更新:6月28日 現在発売中のアクセサリーに写真を差し替えました。)

助手として、先輩として

Date_ 2013.06.26 19:24

7-23ギャラリーでは、洋画コースと版画コースの
3人の助手による展覧会が開催中。


こちらは版画コース助手の芳木さんの作品「Lace#24」。
写真では透明な板にレース生地がかけてあるように見えますが、
じつは版画のシルクスクリーンの技法でつくられています。
平面と立体、その境界にあるイメージが視覚の本質に迫ります。
実際に作品に近づいてみると触覚的にも刺激される作品です。


たまたま会場にいた出品者の3人。
左から、洋画コース助手の田中さんと馬場さん、そして芳木さん。
それぞれ、日本で有数のギャラリーで作品を発表するなど、
気鋭の美術作家として活動しています。
3人は卒業生でもあり、田中さんと芳木さんは同級生ということもあって、
今回の展覧会を開催することになりました。
明日は美術評論家を招いて作品の講評をしてもらうのだそう。

芳木さんは
「初めての個展がこの7-23ギャラリーだったので懐かしいです。
自分の作品を見てもらいたいというのもありますが、版画コースには
このギャラリーを知らない学生も多いので、知ってもらいたいと思って」

田中さんは
「自分たちのように、いまの学生たちにも交流してもらいたい。
この展覧会がそのきっかけになればいいですね」

助手として、先輩として、それぞれの立場から
学生へのメッセージが込められた展覧会は6月29日(土)まで。

また、ギャラリーデッドスペースでは、版画コース4年の澤田さんの
展覧会が昨日から始まりました。


版画コースの学生は避けてとおることができない(はず?)、
複製芸術をテーマにした展覧会。会期は7月4日(木)まで。
こちらもお見逃しなく。

このギャラリーはうす暗くなってくる夕方以降が美しく、
作品も映えるような気がします。
展示は20時まで見ることができるので、大学から帰る前に
ふらっと立ち寄ってみてください。

しかおのつぶやき