アセンブリー講演会を観て_「非道に生きる」園子温

Date_ 2013.06.03 9:22

先週のアセンブリーアワー講演会のゲスト、映画監督の園子温さん。
生き方そのものが園子温なんだと、感じられた講演会でした。

詩人、映画監督としての経歴を司会者に紹介されての第一声は、
「日本映画に飽きたんですよ。先日、お笑い芸人デビューして」
さらに、今年、バンドデビュー、劇団旗揚げ、小説執筆と「手広くやる」と宣言。

え、映画で大成してるのに、なんでいまから自分探し!?

私のように映画の話を期待してた人は、心のなかであれ?と思ったはず。
でも、そこからが園子温の真骨頂でした。

映画監督かどうか、なんの仕事をしているか、
なんていうことは表面的なことだと思い知るのです。
根底に流れているのは、いまこの瞬間を生きている、という実感を得ることへの執着。
「ぶっこわしてなんぼじゃん」「バカなことをやりたい」「セックス(生きていること)が一番」という園さんの言葉に、
ワクワクして、ほくそえんで、すがすがしくて、気付いたら2時間たってました。

表現が映画であれ、アートであれ、音楽であれ、
「園子温がやれば、こうなる」という結果を私たちは見ているに過ぎないのです。


講演時間の半分以上は、質問タイムにあてられたのですが、
奥さんのどこが好きかを聞いた人、
自分が書いたマンガを園さんに手渡した人、
制作途中で自分の作品に飽きてしまう悩みを打ち明けた人、
園さんの映画に出たいと懇願した人、
いかれた世の中をどう思うのかと問うた人・・・
ひっきりなしに手が挙がって、思いを遠慮なくぶつけていました。

それに答える園さんの言葉は、
ユーモアがあり、熱があり、ゾクゾクっとするものでした。

園さんの映画に感情を揺さぶられて、ワクワクして、憧れてやまないのは、
園さんの生き方やつくるものに、
本来の人間としての欲望や喜びがあるとわかるからなのでしょうね。

講演を聞いて、著書『非道に生きる』を読み直したくなりました。

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