「mercibeaucoup,」の服がハッピーな顔をしている理由

Date_ 2013.07.08 15:06

先日行われた前期最後のアセンブリーアワー講演会
ポジティブな気持ちが伝染してくる講演会でした。

講師は、「mercibeaucoup,(メルシーボークー、)」デザイナーの宇津木えりさん。
大学に着いてすぐ靴がこわれちゃった、というエピソードから講演がスタート。
そして、「途中で靴の底がとれたら笑ってねー」
と、この笑顔。

なんて飾らない人なんだろう。
あっという間に心をつかまれました。
「mercibeaucoup,」の服がハッピーな顔をしている理由が、よくわかります。

まず、宇津木さんのコレクションのデザインの作り方。
テーマに沿って旅の目的地を決め、
新しいアイデアや感性を引き出すのが宇津木スタイルです。

テーマが「コーヒー」の場合はブラジルに行く。

「コーヒーを最初に飲んだ人ってすごいなー。
にがかっただろうなー。
おいしいと思って飲んだのかなー。
カフェインが入ってるから、くせになったのかなー。
くせになるから飲んでいって定着したのかなー。
そうか、くせって、あっていいんだなー。
普通でなくてもいいんだなー」

というふうにアイデアが転がっていくそう。

宇津木さんがテーマにあげるのは、「骨」「馬」「鳥」「インド」のようなおおきなくくり。
そのテーマに合う国のファッション、食べ物、スポーツ、宗教などの文化に触れ、
自分の心が惹かれるものをたくさん吸収して、服をつくっておられました。
海外へ行くのは、楽しい気持ちの幅を広げたり、
自分の気持ちの底にある真理をつかむような作業なのです。

「楽しいもの、よけいなものがついているのが私の服かな、って思います。
『それなに?』って聞かれるような、コミュニケーションツールになればいいな」
と宇津木さん。
宇津木さんの服には「楽しい」や「ちょっと変わっててもいいよ」がつまっているのですね。

そんな宇津木さんにも、ファッションに背を向けた時期があったそうです。
その頃は、1週間トラックの運転手をしていたとか。

自分のブランドをもつまでに何度か転職をしたり、シングルマザーになったり、
「聞こえによっては大変だと思うかもしれないけど、失敗があるからいまの私がある。
みんなが思っている失敗なんて、失敗じゃないからね。
やりたいことをやってください。
うまくいかなかったら、別の方法を考えればいい。
大変って思うことも、自分の好きなことならがんばれるから」

自分のやりたいことに素直でいる、ってことが
どんなに自分を強くしてくれてハッピーなことか、
宇津木さんのとびきり魅力的な笑顔が証明していました。

–おまけ–
この日の宇津木さんのファッション。
講演が終わったあと、サインを求める列ができていました。

コメントをどうぞ




コメント

しかおのつぶやき