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2014.03
07
09:44

「いい音楽ってなんだろう」 細野晴臣さんの特別講義

春休み前のとある1日。
ポピュラーカルチャー学部客員教員の細野晴臣さんの特別講義が開かれました。第3回目、今年度最後になる授業は、日本の音楽史に残るバンド「はっぴいえんど」のメンバーとして細野さんと活動を共にし、昨年末に急折した大瀧詠一さんに出会ったころの話から始まりました。学生時代にどんなふうに音楽をみんなで聴き合っていたのか、バンドを結成した経緯、プロとして活動を始めた当時のことについてお話しいただきました。

印象的だったのは、どの時代においても、細野さんには常にリスペクトするバンドがあり、そのバンドの音に近づくために楽曲をコピーすることから、オリジナルな音楽づくりにアプローチしていったという話。
「バンドをやるにはモデルが必要だった。自分には発想力が無かったから。」
コピーするために、曲を何度も注意深く聴きこんで、実際に(演奏して)音を奏でてみる。
音楽コースの1年生たちが授業で行っていることにとても近いのではないかと思いました。

お互い好きな音楽がわかれば、あとは「バンドやろうよ」という一言で始まる。
はっぴいえんどもそうやって始まりました。
「きっと、みんなと同じですよ。いまも昔も。あと先考えずにね、、、。
当時はみんなお金がなかったから、いまのように格差がなかった。
音楽で食べていく気もなかった。売れる売れないにかかわらず、好きな音楽をやっていた」と細野さん。
昨年秋に行われた木野祭のステージで、1年生ながら音楽コースの学生たちのバンドがたくさん出演し、それぞれの音を響かせていたのを思い出しました。そう、いまも昔も同じです。


授業の最後に、紹介したバンドの曲をいくつか選んで聴かせてくれた細野さん。
Buffalo Springfield は、60年代後半に結成されたアメリカのバンド。細野さんが当時影響を受けたバンドのひとつです。僕は細野さんの就任が決まったときのインタビュー取材でその名前をはじめて知り、気になってCDを買って聴きました。

「いい音楽ってなんだろう。それは、人がやっていなくて、でもどこかで聴いたことがあるような微妙なもの。決して何かの焼き直しではなく、どこかに新しい発見がある。おっ!と思わせる何かがあるもの」(細野さん)

そして、終わりの時間が……
「レーベルについての話をしたかったんだけど、今日はこれくらいかな、、、つづきはまた」
前回と同じく、そう言い残して立ち去った細野さん。来年度の授業が待ち遠しい。

 

京都精華大学 ポピュラーカルチャー学部
http://www.kyoto-seika.ac.jp/edu/popularculture/

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